母屋はいつできたか?

木の哲人 窪寺伸浩 の「木の声を聞け」

お世話になっております。
木の哲人 窪寺伸浩です。

今週は先週の続きです。
今日の1枚、こちらは母屋の写真です。
この母屋にまつわるエピソードをご紹介いたします。

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母屋はいつできたか?

ほんとうのことは判らない。
かつては、かやぶきだったらしいが、現在は瓦屋根になっている。

かつては、かやぶきだったらしいが、現在は瓦屋根になっている。
かやぶきだった痕跡は、天井板の中の梁が真黒にすすけていること。
いろりがあったこと。

とにかく、戦後の農家ではないということである。

修理に入ってくれている大工にいわせると明治時代じゃないか、ということだった。

建てられた年月は不明だが、とにかく、今でいう古民家である。

敷地内には母屋の外、昭和の終わり頃だろうか、二階建ての離れや物置がある。

母屋に比べると、土台がコンクリートだったり、物置がコンクリート土間で、風通しが悪く、湿気を含み、木部が腐り虫やらとかげの住居になっていた。

古民家というのは、自然の恩恵をとり入れながら、しっかりと堂々と生きていたのだな。
と感じざるには得られなかった。

<次回に続く>

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