神様のお家を作ろう!

木の哲人 窪寺伸浩 の「木の声を聞け」

お世話になっております。

木の哲人 窪寺伸浩です。

神棚、というものをご存知でしょうか?
今の日本人、特に若い方には、あまり馴染みのないものかもしれません。

私は、木材問屋クボデラ株式会社の社長として、木や神棚の大切さを多くの人に伝える仕事をしています。
私の会社は、「木を哲学する企業」と名乗り、国内外木材、木質建材の輸入卸売や、社寺用材の納入、神棚セットの販売などを行っています。
そして私は、「神棚マイスター」として、神棚の大切さを説き、普及する活動を行っています。

2015年の7月12日、浅草神社にて、三笠宮彬子女王殿下を総裁にいただく「心游社」主催で、「神様のおうちをつくろう!」という、小学生を対象にしたワークショップが行われました。
昔はどこの家でも見られた神棚ですが、その存在を知らない若い世代が増えてきました。
そこで、ふだん忘れがちな日本人と神様との関係を見直そう、という趣旨のもと、30人ほどの子供たちが集まり、神様のお家、つまり神棚づくりを行ったのです。

私は浅草神社の矢野先生から依頼を受けて、このワークショップのファシリテーター、つまり進行役をつとめることになったのです。

正直なところ、最初は、単なる「鳥の巣箱づくり」のような木工教室になってしまうのでは、という不安もありました。
しかし、子どもたちの「神様のお家をつくるんだ」という純真な思いのおかげで、このワークショップは、想像以上に深いものになったのです。

「神様のお家はどこにあるのかな?」
「神様のお家と言えば神社だけど、みんなの家にも、神様が住んでくれたらいいと思わない?」

そんな私の問いかけに、子どもたちは「神様って、どんな方なんだろう」と大いなる好奇心を持ち、自由な発想と想像力で、素晴らしい場を作ってくれました。
この「神様のおうちをつくろう!」というワークショップは、「神様と人間」という人類の大命題を考えるきっかけにもなりました。
そして図らずとも、地域社会の子ども、神社、木(自然環境)を結びつける、最高の教材にもなりました。無心になって神棚の製作に取り組む子供たちの姿から、私はこの「結ぶ力」を強く感じた次第です。

元来、神社は、コミュニティ、つまり共同体の真ん中にありました。そしてそのコミュニティをまとめている存在こそが、神様だったのです。

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今年の冬休みは、ぜひご自宅でお子様やご家族と一緒に神様のおうち作りにチャレンジください!

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