お世話になっております木の哲人 窪寺伸浩です。

古民家付きのうちを取得した話は、以前したかもしれません。

三反の農地と古民家の話です。
古民家と言っても、既に人が住まなくなって十数年も経っていますが、かつて住んでいた人達の生活の記憶が生々しく残っている。
身寄りのない老夫婦が住んでいたため、相続は、遠縁の人たちがしたのだが、農地ということと古屋といっても、明治時代のものかといわれるようなもので、到底そこで生活する気になれる代物ではなかったのです。

さて、諸事情合って、この古屋の主となった私は週末農家としてぼちぼち農家の真似事をしながら、自然と人間、食物と人間などという大問題を考えているのでした。
といっても、土日のある日の午前9時から午後3時での野良仕事。
老(?)骨にムチ打つこの野良仕事は、日ごろの運動不足、そして、気分転換にはこの上ない至福の時です。

この古家は、いわゆる田の字型でできていて、窓ではなく廊下縁側で囲われて対面が完全開放されているときは、風通しが良いのです。

いつもは、昼寝するくらいなのですが、この夏は家族と共に含めて、3回泊まりました。
この体験の中で、日ごろの生活と異なり、テレビも無い。エアコンも無い日常から離れて、自然と生きることを感じたのです。

昔の日本人たちが、自然の中でどう自分たちを期待してきたかを感じたのです。

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